公開日 2016年09月30日
更新日 2019年02月27日
回答
受付月日
平成28年9月12日
ご意見等要旨
5車社会、ハイブリッド自動車が普及している昨今、多額の経費をかけて市電を維持する必要性があるか。道路を広くし、渋滞を無くす方法も選択肢の一つではないか。
6観光客には市電は魅力的だと考えるが、沿線住民が減ってきている今、現状の路線を維持する必要があるか。観光路線をということであれば、例えば、末広町~五稜郭で十分だと考えるがいかがか。
7函館バスと一体化して経営することにより経費の節減というメリットがあると考える。何故、市営でなければならないか。現状やっていない理由をお聞かせください。
市の回答
5公共交通は、通勤や通学、買い物や通院など市民生活に欠くことのできないものであり、特に子どもや高齢者、障がいのある方々などにとって重要な交通手段であります。なかでも市電は定時性に優れ、市民だけでなく観光客にとってもわかりやすく、環境にも優しい公共交通機関として今後も重要な役割を担うものと認識しております。いただいたご意見は、渋滞緩和策のひとつとして、参考とさせていただきます。
6市電は、本市の公共交通網の中心的な役割を果たしており、現在検討を進めております将来にわたって持続可能な公共交通網の再編のなかでも、路線バスと一体となった交通網の形成をめざしているところでございます。
7市電や路線バスなどの公共交通は、通勤・通学や通院・買い物など、市民の移動手段として重要な役割を果たしており、平成12年3月に策定した函館市公共交通施策基本方針において、市営バスについては、民営バスとの2社運行による路線の競合などにより、採算がとれず累積欠損が拡大していたことから、段階的に函館バス株式会社に移管することとし、市電については、軌道敷の維持管理や整備に多大な投資を必要とすることなどから、民間よりむしろ市営で維持を図ることが適切としたところであります。市電は、路線がわかりやすく、運行頻度が高く、定時性にも優れていることから、市民はもとより観光客の利用も多いものの、人口減少や郊外部への人口移動などにより、利用者は減少してきましたが、本年3月の北海道新幹線の開業を契機に利用者も増加傾向にあり、ここ数年は収支の改善が図られていることから、市営による事業継続を基本としつつ、民間活力の導入手法については他都市の事例を参考にしてまいりたいと考えております。
担当部課名
企画部計画推進室政策推進課・企業局交通部事業課
回答月日
平成28年9月30日