受付月日

平成28年9月12日

ご意見等要旨

1並走して走行している区間の距離及び市電の営業路線の何%バスと並走しているか

2「環境にやさしい公営交通」とあるが、並走していたら無駄ではないか。

3乗り継ぎ制度を活用して市電とバスが並走しない等の方策を取る予定はあるか。

4市電の営業を函館バスに移管して、市内の公共交通を一体化させる議論はされているか。されている場合は現状の進行度合いやメリットデメリット等を、されていない場合はしない理由を聞かせて欲しい。

市の回答

1路面電車と路線バスが並走して走行している区間は、市電停留場で函館駅前から湯の川までの区間で、6.5キロ、市電営業路線の約60%です。

2、3市では、将来にわたって持続可能な公共交通網となるよう、バス路線網を基幹路線と支線に再編するゾーンバスシステムを導入し、わかりやすい路線網にするとともに、市電との重複区間を減らすなど、交通機関相互の連携を図りながら、地域全体を見渡した総合的な公共交通網の形成をめざし、平成27年11月に「函館市地域公共交通網形成計画」を策定したところであり、今後、「地域公共交通再編実施計画」を策定し、計画の推進を図ることとしております｡

4市電や路線バスなどの公共交通は、通勤・通学や通院・買い物など、市民の移動手段として重要な役割を果たしており、平成12年3月に策定した函館市公共交通施策基本方針において、市営バスについては、民営バスとの2社運行による路線の競合などにより、採算がとれず累積欠損が拡大していたことから、段階的に函館バス株式会社に移管することとし、市電については、軌道敷の維持管理や整備に多大な投資を必要とすることなどから、民間よりむしろ市営で維持を図ることが適切としたところであります。市電は、路線がわかりやすく、運行頻度が高く、定時性にも優れていることから、市民はもとより観光客の利用も多いものの、人口減少や郊外部への人口移動などにより、利用者は減少してきましたが、本年3月の北海道新幹線の開業を契機に利用者も増加傾向にあり、ここ数年は収支の改善が図られていることから、市営による事業継続を基本としつつ、民間活力の導入手法については他都市の事例を参考にしてまいりたいと考えております。

担当部課名

企画部計画推進室政策推進課・企業局交通部事業課

回答月日

平成28年9月30日