受付月日

平成26年9月16日

ご意見等要旨

両施設の専用駐車場がない。土日祝日はいつも満車である。なぜ五稜郭タワーと五稜郭公園専用の駐車場を作らないのか。タワーが新たな観光名所として一新し、その後、公園内に奉行所ができたのにも関わらず、それを目的とした駐車場がない。そこで質問する。

①なぜ五稜郭タワーに駐車場を作るよう指導しないのか。行政が指導すべきであるが、これまで行っていないのはなぜか。

②奉行所を建設し、公園を整備する時点で公園への来場者増加は予想できたはずであるが、五稜郭観光駐車場・芸術ホール駐車場に頼っている現状であり改善する動きがないのはなぜか。

③平日は五稜郭病院の利用者や関係者の駐車が芸術ホール駐車場まであふれているが、五稜郭病院への指導は行っているのか。

④市街化活性化計画なるもののなかに当該地域が含まれているが、それならば駐車場を増やすもしくは公共バスの便数を増やすべきではないのか。

⑤ 以前、教育委員会へ芸術ホール駐車場の混雑改善について提案したが、指定管理者（文化スポーツ振興財団）の責任であるとの回答であった。これは、市は五稜 郭タワーおよび五稜郭公園・函館奉行所に来る観光客への対策は指定管理者に丸投げし、対策は講じないと受け取ってよいのか。　

以上、ご答弁ください。

市の回答

①五稜郭タワー㈱への指導につきましては、同社でもタワーを訪れる観光客の大部分が観光バスを利用している現状から、タワー最寄りに観光バス専用の駐車場を確保・運営しており、同社に対してさらなる駐車場設置を求めることは難しいものでございます。

②また、そのほかの個人観光客への対応につきましては、箱館奉行所建設後につきましても、五稜郭観光駐車、および芸術ホール等と五稜郭観光駐車場の相互利用により対応している状況でございます。ご指摘のとおり、芸術ホールでのイベント開催時や花見時期等には両駐車場が満車となることがございますので、観光駐車場のご利用とともに、公共交通機関のご利用につきましても呼びかける等の対応をしてまいります。

③五稜郭病院への指導につきましては、芸術ホール駐車場は、観光シーズンや大きな催し物が重なった場合に、満車の状態が見受けられますが、平日は比較的、余裕がある状況にあるものと認識しております。また、当該駐車場については、条例上、施設利用者以外の方も使用出来ることから、五稜郭病院へ指導を行っておりません。

④ 五稜郭タワーおよび五稜郭公園の最寄りのバス停といたしまして、「五稜郭公園入口」がございますが、現状では、平日501便、土日祝日414便が停車して おります。また、観光路線バスといたしまして、函館駅を出発し、五稜郭タワー、湯倉神社前を経由してトラピスチヌ修道院まで運行する「五稜郭タワー・トラ ピスチヌシャトルバス」が1日6往復ございます。当市では、公共交通利用者が年々減少傾向にあることから、公共交通を将来に渡って持続可能なものとするた め、公共交通体系の見直しを行うことが喫緊の課題となっており、現在、国や道のほか、学識経験者や交通事業者などで構成する函館市生活交通協議会を主体と して、今後の公共交通のあり方の検討を行っております。　

今後、市民をはじめ来訪者にとってもわかりやすいバス路線への再編や、情報発信の 充実等を含めた待合環境の改善などについても検討を行っていますことから、協議会での議論を踏まえ、市民はもとより観光客にとっても魅力のある、利用しや すい、効率的で持続可能な公共交通体系の構築を進めてまいりたいと考えております。

⑤市の指定管理施設におきましては、利用者から寄せられ たご意見、ご要望等につきましては、指定管理者と連携して対応しているところでございます。市といたしましても観光客の皆様の交通の利便性向上のために、 今後より一層の適切な観光駐車場の運営に努めてまいりたいと考えております。

担当部課名

観光部観光振興課、教育委員会生涯学習部生涯学習文化課

回答月日

平成26年10月24日