公開日 2014年07月03日
更新日 2019年02月27日
回答
受付月日
平成26年6月19日
ご意見等要旨
15年ほど前から毎朝、五稜郭公園でウォーキングを楽しんでいるのですが、年ごとに公園の荒廃が進んでいることに心痛めています。たとえば駐車場側の「土砂崩れをした斜面」は3年ほど前からシートをかけたまま放置されています。また公園を取り囲む石垣は激しく崩れていて、「危険防止の表示・虎縄のロープ」が至る所に設置され、しかも確実に破損箇所が拡大しています。このどちらも修復されている様子が全くなく、ほったらかしのように感じます。
最近は伸び放題だった雑草の除草が開始されましたが、その作業のいい加減さは目に余るものがあります。至る所に刈り残しがあり虎刈り状態であったり、刈り取った草も撤収されずにあちこちに放置されています。重要な観光スポットである五稜郭公園を楽しみに訪れた観光客が、どのように感じるかを考えると大きな悲しみさえ感じます。公園管理の係の方、市の観光に関する職員の方は何も感じないのか不思議に思います。荒廃が確実に進んでいる現状を、市役所の幹部の方々はご自分の目で確かめるべきです。観光都市函館という言葉は管理・改善・維持が徹底されてこそ、地域の誇りになるものではないでしょうか。
市の回答
五稜郭公園は、公園として市民の方々に親しまれているほか、函館の重要な観光名所となっております。また、国の特別史跡として指定を受けた文化財のため、土塁や石垣などを含め、特別史跡の復旧や補修にあたっては、学識経験者からの指導を受け、文化庁など関係機関とも十分協議を行ったうえで工事を実施することとなっております。
今回ご指摘の、南西側土塁(観光駐車場側斜面)の崩落につきましては、平成24年10月に崩落したものでありますが、関係機関との協議等を経て、平成26年1月に復旧工事を完了しております。現在は、芝の種子を埋め込んだ植栽シートを貼り付けておりますが、今後、植栽シートの芝が成長していくことで、周辺と同化し、徐々に目立たなくなっていくものであります。また、平成26年3月に南東側の石垣の一部が崩落したことから、4月にあらためて石垣全体を再点検した結果、石垣のずれや、膨らみなどが顕著な箇所について、ロープを張り危険防止の表示をし、利用者の方々に注意喚起を行っているところであります。 なお、崩落した石垣の復旧については、現在、学識経験者や関係機関と復旧方法などについて協議を進めてきておりますので、協議がまとまり次第、復旧工事を実施してまいりたいと考えております。
公園内の草刈りにつきましては、6月中旬に1回目の草刈りを実施したところであります。苅草の処理につきましては、従来から回収する所と回収しない所がありましたが、今年は、草の成長が早く、伸びた状態の苅草を放置したことから、ご指摘をいただいたものと思います。今後は、指定管理者とも草刈の時期や、刈り方などの手法につきまして良く相談をしながら、より良い公園の管理に努めてまいりたいと考えております。
担当部課名
教育委員会生涯学習部文化財課・土木部緑化推進課
回答月日
平成26年7月3日